桜下蹴鞠図 (桃山)
七夕蹴鞠
その場所には砂を敷き、四隅、艮(東北)にサクラ、巽(東南)にヤナギ、坤にカエデ(西北)、乾(西南)にマツを植える。周囲の鞠垣は本式では7間半四方、広狭で3間四方までにする。・・禁裏、仙洞、皇族、将軍家ならびに家元はマツばかり4本・・ ウィキぺデアより
清少納言が「上品ではないが面白い」と評したフットボールは勝敗を争わず、鞠庭とよばれるコートからして現代人からすれば随分上品です。
四本の木は正式には式木(四季木)。成長も見頃もバラバラでしょうし、枯れることもある。それを話題に見物も楽しんだことでしょう。草木文化ですね。
ただし上層部の「松四本」はいただけない。遊ぶ時まで「長命不変」の権力に囲まれていたいわけ?
能舞台の四隅には柱があり、シテ柱、笛柱、ワキ柱、目付柱と名前をつけて、これも蹴鞠と通じる日本の文化。
今、私の頭を占める「四」といえば来週の「四人会」です。「あまり寒くならないうちに会いましょう」ということで、早目の忘年会かな。春夏秋冬、ビール&おしゃべりの会で旧交を温めている四人です。それにしても会の名前が・・
仲間たちを「蹴鞠の木」に例えてみました。
苗字に松がつくSちゃんはそのまま「松」。正統派美人ですしね。明るく華やかなIさんは花の女王の「桜」。秋に色づく「楓」は嫁入り前のHちゃん。介護で手が真っ赤にならないように。
のこる私が「柳」かしら。体型は確かに柳だけど、「花柳」の色っぽさはない。お化けの柳としておきましょう。