更新を怠ったお詫びに「醒酔笑」から、松に関する江戸の小話を。
あれは女松だろうね。「月の障り」になっている。いやいや男松にちがいない。よくみると「ふぐり」がある。
松ぼっくりは「松ふぐり」が転じた呼び方です。われわれにお馴染みは可愛らしいこの歌。
松ぼっくりがあったとさ 高いお山にあったとさ ころころころころあったとさ
春の大震災で遠足が中止されたか、隣の公園には連日幼稚園や小学生の団体がやってきます。
先生が大声で言います。「皆さ~ん、公園で自然を探しましょう。松ぼっくりが落ちているよー」。
そんなバカな・・・それとも今が松ぼっくりの季節?
写真は、8、9月に公園で撮ったものです。
台風で枝ごと落ちてしまった若い実。そして盛夏にかがやく翠の珠。
こちらはヒマラヤ杉の松ぼっくりの「シーダーローズ」。まず美しい名前に魅かれますね。
庭に大きなヒマラヤ杉があるのに全く気がつかず。初冬に落ちるそうで楽しみです。
学校の先生の言葉を信じて、来週あたり公園の松ぼっくりを探しに行こうかな。
ころころころころあったとさ お猿が拾って食べたとさ
お猿が食べるのは固い殻だとずっと信じていた私。なんだか長生きしそうで、こまったもんです。