河原の散策路脇にあるエキゾチックな草木は、南米原産「パンパスグラス」。
誰が植えたのか、自然に生えたか、とにかく河原を散歩する人たちがとても大事にしてきました。
和名を「白銀葭(よし」)というように、ススキに似た白い穂が秋の風にふわふわと揺れます。
それが年年、株も小さく穂の数も減って来たのは、穂を取る人が後を絶たないからです。
神代植物公園の巨大パンパスグラスが有名になったから?
昨日も腕いっぱいに抱え込んで持ち去った人が目撃されています。
そのうち丸坊主になってしまう。みんなの不安を聞き、せめて「注意書き」だけでもと、途中から折られた茎に吊るしてきました。
こんなこと私だってやりたくはないです。
株のそばには何本か落ちている白い穂。「花盗人」がわざと捨てたのかもしれません。
取った分は「すべて」部屋に飾るなりドライフラワーにするなり、生かしてほしかった。それが花盗人の仁義というものでしょう。