2011-09-13

松自慢

川中島在住のOさんのブログ(youngfarmer.blog89.fc2.com)より写真を拝借。

Oさんは、ここから眺めるお寺の「大赤松」の姿が最高だとおっしゃいます。
でも、「隣の整骨院のご主人は、自分の家から眺める松が一番だという」のだそうで、ほほえましい松自慢、いや松ビュー自慢。
豊かな自然環境もさることながら、お隣同士の語らいが羨ましい。

樹齢は二百年か三百年か。老木らしからぬ若々しい「大赤松」を眺め、Oさんは活力を得ているのでしょう。日々の奮闘ぶりがすごいです。

松自慢のできない私の「お気に入り」は、我が家のヒマラヤ杉の「夜の眺め」です。
夕食後、ゴミ捨てに庭に出て見上げると、昼間の雑駁さが消え失せ、夜の樹はしっとりと優しい。名月の先週は最高でした。

オキーフの作品「ロレンスの家の樹」のような生命感はありませんが、ほんの少し似ています。

ロレンスの家の樹

「月が松林にはさまれた山の斜面を照らしている。牧場の家の窓は閉まっている。家の前に静かに無関心に生えている、大きな松の木だけが生きている」 D.H.ロレンス