多摩川の河原もようやく春。
嵐を待ち構えるような空模様の下、桜がほころび始めています(3月31日撮影)。
桜の見ごろは一週間です。
パッと咲いてパッと散るところが武士道に例えられるのは、江戸時代にクローン種の「ソメイヨシノ」が作られ全国に広まって以降だとか。
私は桜の木肌が好きです。茶と紫がまじった樹皮の紅色は、渋いようでいて華やか。
一昨日は義妹三人と「熱川温泉」に泊ってきました。
待ち合わせた熱海では、三大別荘のひとつ「起雲閣」を見学し、大正の日本家屋と昭和の洋館がかもしだす「レトロモダン」を堪能。
熱海市の文化財としてよく保存され見応えがありました。
下の画像は「きょう(3月27日)の起雲閣」のものです。
千坪の庭に満開の「マメサクラ」が一本、そばのもう一本は「ソメイヨシノ」で五分咲きでお花見にはまだ早そう。
女同士の旅は楽しかったのですが、温泉街のさびれ方には悲しい想いがしました。
外国人観光客の姿はなく、巨大地震の予想されれば今後も戻ってくることはないのですから。
それでも日本中のソメイヨシノは咲きます。憂いてばかりもいられません。
ブログ更新の今、外では先日をうわまわる強い風が吹いています。
花に嵐はつきものだけど、河原の桜はどうしているかなあ・・。