2011-08-18

松師

画本東都遊 上 「請地松師」   北斎

「狂花」は、北斎の「狂歌絵本」についてのブログを開くつもりで付けた名前ですが、松ブログにも難なくスライドできました。

ほかにもブログをやっていて、そこでは虫の名。
http://blog.goo.ne.jp/aretiuri  
夏の風物詩アレチウリ。だったら良いのにね。アレチウリは外来植物、毎朝河原で駆除するはめになっています。せめて松の木陰で涼みたい。

さて、画本東都遊(えほんあずまあそび)は、江戸の名所が華やかな色刷りで描かれ、狂歌は添えものです。中では蔦屋重三郎の「耕書堂」の絵が有名。


請地というのもめずらしいし(墨田区)、松師も辞書には載っていませんでした。業界用語かしら。

盆栽の枝を、口にくわえた糸で撓めている様子、鋏の下の支柱?など、北斎の観察はとても細かい。庭の松には重石を下げ、枝ぶりを良くしてから高く売るつもりですね、松師さん。

いまよりの 代の数とりに 千年の  種を実うゑの 松の 若はえ  (石田未得)
みとく、しっとく、なっとく、となるには、狂歌辞典を繰って(そんなもの持っていない)いろいろ調べてみないと・・。未得は上方狂歌界の名手なので、東京っ子としては敬遠ぎみ。

今日は、暑くて頭がぼーっとしているので、もうやーめた。