Dさんに松ブログを始めたと教えたら、「三島を皮肉ってつけたタイトルなのか」と返事があり、えっ?と、慌ててネットで調べてみました。
はずかしながら、三島由紀夫が松を知らなかったという有名なエピソードを、私は知らない。
ドナルド・キーンに同行した熱海で、松の木をさし「あれは何の木?」と植木屋に尋ねたそうです。
松の種類を訊いたのだとか、能舞台の松や盆栽の松が「三島の松」なのだから、自生の松がわからなくて当然だとか、意見もまつまつ(オーさぶっ)。
真実はどうでも、三島は読まれずに語られるだけの作家になっているようです。
彼の早熟と美文に夢中になった時代もありましけど、その事は内緒にしておきたい。
ついでですが、三島が松を知っていたという理由に、徴兵検査を兵庫県加古川市の公会堂の松の下で受けたからというのがありました。
田舎の方が不合格になる可能性が高いと父親がすすめ、本籍地まで行ったのです。