昨年、イタリア在住の私の友人(日本女性)が、モミジの写真を送ってくれました。
そこには「わたしのモミジ」というタイトル。松ブログに色を添えたくて載せます。A子さん見てね。
日本のご親戚から苗を送って貰い、自分の庭に根付かせたそうです。
秋になれば世界中で紅葉は見られますが、「イロハモミジ」は日本が原産みたい。
国際結婚をした彼女は、故郷日本との距離を上手にとって、40年以上もイタリア中部の山間の町で暮らしてきました。
それでも年をとると日本への懐かしさが募るのでしょう。それは日本にいても同じで、私など今や国粋主義者もいいところ。
といいながら、頼んで送って貰った「イタリアの山の写真」には、涙がこぼれんばかりです。
この山を望む小さな町に住んでいた頃は、ローマやベネチアの都市に憧れていたくせに。
若気の至りで辛く思うことも沢山あった時代。でも背景の山はこんなにも優しかったのです。