先週、茶道の先生をしていらっしゃるお隣の奥様から頂いたお菓子です。お茶席のお裾わけ。銘は「未開紅(みかいこう)」。梅の名だけに中国風ですね。
寒さの中で、今か今かと春を待ち構えている「つぼみ」の可憐さ。「時」の経過にも「美」を見出すのが日本の文化です。
ほんのり甘いピンクを眺めていたら、私も気分を変えたくなりました。
親しかった叔母の突然の病気と後遺症に、人生の空しさを覚えて心身が弱くなっていたのです。(まだ若い証拠かしら)
でも、生老病死は自然の摂理です。冬の季節を耐えて新しい命は生まれくるのです。運命を受け入れくよくよせずに、春を探しに行きましょう。
まずは庭の紅梅から。
普段なら今の時期には、一つや二つは花をつけるのですが・・。この冬はよほど寒いとみえ蕾は固いまま。週明けには再び寒波が来るそうで、開花はいつになるやら。
それにしても自然観察は寒い! 暖房のきいた都心の美術館で「春探し」はできないかしら。
原宿の「大田記念美術館」では鴻池コレクション「扇の美」を開催中。ブログのネタ探しも兼ねて、明日は思い切って外出してみます。
扇は開いてこそ世界が見えます。