パソコンの不具合からどうにか脱出。
「あかよろし」つまり、「明らかに良い」とはまだ言えませんが、ぼちぼち更新していきます。
この花札は、今となっては親の形見というか、子ども時代の大切な思い出の品です。
大昔のイタリア駐在の折りに、私はこの花札を荷物のなかに入れました。きっと日本文化を紹介しようと勇んでいたのですね。
カードゲームの代表といえばトランプですが、実家ではお正月だけ遊ぶ「花札」が大人気。
しかも子どもといえども容赦をせずに徹底的に「勝負」。決戦は二日の夜です。
勝負運のない私がいつもビリ。父は「めくり」が良く、母は素知らぬ顔をして「フケ」で高得点。
兄は負けず嫌いで、私が寝てからも深夜まで親と遊んでいました。
「あかよろし」を「あなよろし」と読んでいたあの頃の楽しさ・・。もどろうにもどれない寂しさ・・。
30年以上もしまい込んでいた花札ですが、一月の松の「黒々と美しい色」は変りません。