2011-12-04

黄金の木々

黄金の秋   


Yさんからの「アート葉書」、今回はイリア・オストロウーホフが1886年に描いた作品です。

日付は、Yさんのいつもの表記で「2011 Nov.30」とあり、「すべりこみセーフ(笑)で秋のロシアを。夏のロシアもいいけど、短かい秋ももっといいんだろうなと勝手に想像・・・」という文章で始まっていました。

11月はまだ「秋」のうちですものね。記念切手も「諏訪大社 下社秋宮」で、Yさんらしく行き届いていますが、投函した日はもう冬。


私は絵葉書が大好きで、美しい絵柄の葉書を、庭に舞いこんだ「黄金の落葉」のように大事にしています。
このオストロウーホフはまさにそれ。厳寒の冬を前に「黄金の秋」を謳歌する「ロシア」。帝政時代であってもロシアの「ボリューム」はすごい。

それに比べて、田園調布の「黄金の木々」の、なんとさびしくて貧弱なことか!
周辺住民の要望でなのでしょう。歩道側を大幅に刈り込んでしまった「片袖のイチョウ並木」は。
高齢化が進み、土地の値段も下がる一方で、街も、人の心も衰えてしまっています。

写真は11月30日午後に撮りました。
ここ数日の雨風ですっかり落葉となりましたから、「すべりこみセーフ」の一枚。